背広《名称の由来》 背広が入る以前に着用されていたフロックコートの背中に切り替えの縫い目がありタイトに作られていたのに対し、背広の背中は切り替えがなく、広めに作られていたことから名づけられたとされます。 他に諸説があり、そのひとつに背広発祥の地ロンドンの高級テーラー街サビルロー（Savile Row)の発音に似せて当てられたという説です。 背広の基本となるトラディショナル・モデルスーツスタイルには大きく分けて、トラディショナル型とコンテンポラリー型があります。前者は伝統に基づき完成された一定のスタイルを持ち、スーツスタイルの基本となります。後者は流行によって変化するので、最先端のファッションを好む方むけのスタイルといえます。ここでは、オーダー・スーツの基本となるトラディショナル型を取り上げています。 ご注文の前に、次の五つの代表的なトラディショナル・モデルのリンクから、それぞれのモデルに合ったディテール（細部デザイン）をご参考に、ご自身に合たお好みのスタイルをイメージしてください。 |
| ブリティシュ | アメリカン・トラディショナル | アメリカン・ブリティシュ | イタリアン・コンチネンタル | フレンチ・コンチネンタル |
背広の基本形ともいわれるもので、広めの肩幅、適度なゆとりを持たせてウエストをシェイプし、体にフィットしたつくりで全体に重厚な感じのシルエット。
＜モデルⅠ目次＞ ジャケット ｜ バック デザイン | ラペル（衿型） ｜ 腰ポケット型 ｜カフス型 ｜ズボン ｜ ベスト ｜
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背広の原型といわれるラウンジ・スーツ※（1867年頃）をモデルに、アメリカのブルック・ブラザーズ社がナンバー・
ワン・ サック
・スーツとして発売したシングル３ボタン段返り型で、前ダーツのない直線的なシルエットが特徴のスーツ
。１９１８年にこの名が付けられました。
１９４０年代後半から流行したアイビーリーグ・モデルもナンバー・
ワン・ サック ・スーツから派生したものです。
※三つ揃いの背広服
＜モデルⅡ目次＞ ジャケット ｜ バック デザイン＆カフス型 | ラペル（衿型） ｜ 腰ポケット型 ｜ズボン ｜ ベスト ｜
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１９７０年代、ポールスチュアートによって以前のモデルに胸ダーツを入れ発表されたのがこのモデル。
ナチュラルショルダーの特徴を残しながらも、丈は長くなり、フレアーが付いたサイドベンツも加わり、
ブリティシュの雰囲気を持つようになった。
＜モデルⅢ目次＞ ジャケット ｜ バック デザイン | ラペル（衿型） ｜ 腰ポケット型 ｜カフス型 ｜ズボン ｜ ベスト ｜
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１９５４年頃、イタリア・ローマのブリオーニ、ダッチ、リトリコといったサルトリアによって生まれたスタイル。全体にスリムなシルエットに細い衿、大きなカッターウエイ、スクエアな肩線、浅いサイド・ベンツ、ファンシーなポケット、丈の短いタイト・フィットのスタイルです。今流行のスーツは、このモデルから派生したスタイルといえるでしょう。
＜モデルⅣ目次＞ ジャケット ｜ バック デザイン | ラペル（衿型） ｜ 腰ポケット型 ｜カフス型 ｜ズボン ｜
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シルエットが英語のⅤ字型をしているのでⅤラインと呼ばれている。１９５４年頃流行しました。肩幅が広く胸周りがドレープし、裾へ向かって細くなり、腰回りはぴったりフィトし、ズボンはマンボ調。フランスのトラディショナルといえます
＜モデルⅤ目次＞ ジャケット ｜ バック デザイン | ラペル（衿型） ｜ 腰ポケット型 ｜カフス型 ｜ズボン ｜ ベスト ｜
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